特許の世界は常に進化しており、新しいトレンドや技術が次々に現れています。世界中の全特許ファミリーを121の技術クラスに分類する Universal Technology Taxonomy (UTT) が更新され、最新の特許インテリジェンスを提供できるようになりました。
変更点の概要
Universal Technology Taxonomyは、世界中の生存特許ファミリー(係属中の出願および登録済みで有効な特許)を、特定の技術分野や地域に偏りなく分類できるよう設計されています。
現在は10のTechnology Superclasses(大分類)と121のSubclasses(中分類)で構成されており、世界中の企業が保有する特許技術を一貫性のある客観的な基準で分析することが可能です。
UTT 2023 から UTT 2024 への主な変更
以下に、主な更新点を示します。
Information
Blockchainは2022年版UTTで新興技術として追加されましたが、年次の公開件数が減少しているためクラス自体を削除しました。ブロックチェーン関連の特許群は、Securityなどの関連クラスに再分類されています。
Life Sciences
当スーパー・クラスでは変更が最多です。新たに次の3クラスを追加しました。
Infectious diseases
Chronic diseases
Vaccines
感染症・慢性疾患・ワクチンの区分により、製薬企業のポートフォリオ差異を明確に把握しやすくなりました。併せて、UTTの初期設計時に抽出されたクラス命名との整合性も向上しています。
Molecular oncology
非分子的治療も対象に含めるため、名称をOncologyへ変更しました。
Surgical catheters
Surgical implantsと統合しました。
Mechanical
Aerodynamicsは海洋技術も包含するよう範囲を拡大し、名称をAeronautic & marineへ変更しました。
Sensors
タクソノミーの簡素化のため、以下の変更を実施しました。
Superclass 「Sensors & optics」は、Sensorsへ名称変更。
Subclass 「Lenses」はOpticsへ名称変更し、Superclass Mechanicalへ移動。
Subclass 「Image sensors」は、Optical sensorsへ名称変更。
Subclass 「Radar」と「Lidar」は、Radar & lidarに統合。
Projectionは、より適切な体系としてSuperclass Electricalへ移動。
Telecommunication
最大規模クラスの一つであるWireless networksは、次の2クラスに分割しました。
Cellular networks:Radio Access Networks(RAN)を含む携帯無線関連の全技術。
WLAN & WPAN:Bluetooth、RFID、IoTなど、無線ローカル・およびパーソナル・ネットワーク技術。
その他のタクソノミー構成に変更はありません。
UTTと121の技術分類の詳細は、 こちら をご覧ください。