IPlyticsの特許データベースでは、複数の情報源から特許データを統合することで、ユーザーに特許情報の全体像をわかりやすく提供しています。
本データベースは、Extended INPADOC Family(拡張INPADOCファミリー)の定義に基づいて構築されており、ある優先権文書に直接または間接的に関連するすべての特許文献を一括で取得します。これにより、特定の発明に関連する特許情報を余すことなく把握でき、特許網の全体構造や権利の広がりを正確に理解することが可能です。
特許データは、世界67以上の特許庁から収集されており、約1億2,000万件の特許文献および2,400万件以上の特許ファミリーを収録しています。米国(US)、欧州(EP)、中国(CN)、韓国(KR)、日本(JP)、台湾(TW)、国際出願(WO)など主要特許庁の全文情報を含み、世界的な視点で特許状況を分析することができます。また、非英語の特許については機械翻訳により日本語や英語での検索・分析も可能となっており、言語の壁を越えた活用が可能です。
集約レベルとデータの階層構造
分析(Analytics)セクションでは、特許ファミリーに関連する情報を以下の3つのレベルで集約しています:
ファミリーレベル(Families)
特許レベル(Patents)
文献レベル(Documents)
たとえば、INPADOCファミリーID 20170511WO2017076102A1 を検索した場合(検索式:inpadoc_family_id_search:(20170511WO2017076102A1))、このファミリーに紐づくすべての関連データが取得されます。
Analytics(分析)画面の上部メニューからSearch Data(検索データ)に切り替えることで、検索結果の詳細データにアクセスでき、個々の特許文献や出願内容をより詳しく確認することができます。
次に、「Expand by Family(ファミリー単位で展開)」 を選択します。
このファミリーに属する出願文献および登録文献の詳細が表示され、「Documents(文献)」レベルでの集約結果を確認できます。
ここでは、各国の出願番号(Application Number)、公開番号(Publication Number)、登録状況(Legal Status)など、個別文献ごとの情報が一覧で整理されており、ファミリー内の各文献の法的ステータスや進捗状況を比較・把握することができます。
「Patents(特許)」レベルの集約では、登録済みの特許に関しては重複を排除します。つまり、特許ファミリー内で登録に至っていない特許については出願文献(Application Documents)を表示し、すでに登録された特許については登録文献(Granted Documents)のみを表示します。登録された特許に対応する出願文献は表示されないため、この集約レベルでは同じ特許が重複して表示されることはありません。
一方、Families(ファミリー)レベルの集約では、各特許ファミリーにおいて最新の公開済み登録文献(Latest Granted Publication)を表示します。
たとえば、INPADOCファミリーの例では、EP(欧州)特許の登録文献が最新の登録情報であるため、それが表示されます。