IPlyticsプラットフォームは、特許、標準必須特許(SEP)、および標準規格文書の詳細な概要と分析を提供するために設計された包括的なツールです。プラットフォームのデータベースは、透明性・追跡性・信頼性を確保するよう綿密に構築されており、SEPおよび標準規格分析において信頼性の高い分析基盤として、専門家からも高く評価されています。
各データベースには、検索セクションからアクセスできます。:
データベースの概要
1. Patent Declaration Database(特許宣言データベース)
IPlyticsでは、67以上の国や地域の特許庁から収集したデータを統合した Patent Declaration Database(特許宣言データベース) を提供しており、1980年以降の約1億2,000万件の特許文書と2,400万件を超える特許ファミリーを、98カ国にわたってカバーしています。この幅広い網羅性により、米国(US)、欧州(EP)、中国(CN)、韓国(KR)、日本(JP)、台湾(TW)、インド(IN)、国際出願(WO)など、主要特許庁の全文特許データにもアクセス可能です。
2. SEP Database(SEPデータベース)
IPlyticsでは、1億2,000万件を超える特許、400万件以上の標準規格提案、そして30万件の Declared and Pooled Patents(宣言・プール特許) の情報を連携させた SEP Database(SEPデータベース) を提供しています。これにより、世界中の Declared Patents(宣言特許) と標準規格データを結びつけて、特許全体の状況を包括的に把握することができます。
3. Standard Document Data(標準規格文書データ)
IPlyticsの Standard Document Data(標準規格文書データ) は、96の標準化団体から直接取得されており、1990年以降に700以上の Working Groups / Committees(作業部会/委員会) が発行した約400万件の標準規格文書を収録しています。これにより、ユーザーは常に最新の標準情報にアクセスすることが可能です。
データベースの構造
データソースと更新頻度:
IPlyticsプラットフォームでは、公開されているデータソースを活用しており、元の文書ソースへのリンクによって透明性と追跡性を確保しています。すべてのデータベースはIPlyticsのサーバー上に安全に保存されており、週次の更新によって常に正確で信頼性の高いデータが提供されます。
特許と標準規格のマッチング:
IPlyticsでは、宣言された特許を標準規格およびその世代にマッチさせるために高度な手法を採用しています。この手法は、著名な経済学者によって検証され、査読付きの学術誌でも発表されています。マッチングプロセスには、フィルターの使用や手動による確認と修正を含む半自動的な選別手法が用いられています
最終的な権利者(オーナー)の統合:
IPlyticsプラットフォームでは、出願人や譲受人の名称の曖昧さを解消するために、高度なアルゴリズムを用いてスペルミスの修正や名称の一致処理を行っています。これにより、企業ごとの正確な特許ポートフォリオ数が確保されます。さらに、譲受人情報は特許の「最終的な権利者(オーナー)」として統合されます。
特許ファミリーの集約と拡張ファミリー:
IPlyticsでは、extended INPADOC patent family(拡張INPADOC特許ファミリー)定義を採用して特許ファミリーを集約しており、特定の優先権文書に関連するすべての出願を包括的にカバーできるようにしています。また、FRAND義務に対応するため、シンプルファミリーメンバーも含めたファミリーの拡張も行っています。
検索・分析ツール:
IPlyticsプラットフォームは、幅広い検索および分析ツールを提供しています。Solr-Luceneを用いた特許文書およびファミリーの件数カウント機能に加え、多様なフィルターで検索結果を絞り込むことが可能です。技術世代や標準プロジェクトなどの条件によって検索を行うことで、柔軟で深い分析が実現できます。
まとめ
IPlyticsプラットフォームのデータベースは、SEPの分析に特化した強力な情報源であり、特許および標準規格に関する深い理解を支援します。構造化された設計により、ユーザーは複雑なSEPの領域を的確に把握し、信頼性の高い包括的なデータに基づいて、より的確な意思決定を可能にします。