LexisNexis® Global Patent Litigation Datasetとは
LexisNexis® Global Patent Litigation Datasetとは
LexisNexis® Global Patent Litigation Dataset(GPLD)は、世界各地の裁判所や知的財産当局から収集した特許訴訟データを、構造化された形式で提供します。
このデータセットは、22の国・当局を対象に、500以上の裁判所・行政機関のウェブサイトから収集した60万件超の特許関連事件と57万件超の訴訟文書を収録しています。裁判所の事件関連文書に加え、異議申し立てに関する書類、意見書、特許の有効性に関する審決など、行政機関での手続に関する情報も含まれています。
GPLDを利用すると、特許が訴訟の対象となった時期を追跡し、情報が入手可能な場合には、侵害の認定や特許の無効化などの結果を分析できます。また、法域、業界、企業を横断して、より広範な訴訟動向を把握できます。訴訟リスクの評価、M&Aのデューデリジェンス、競合他社の監視、リスクの高い特許・技術の特定、世界市場における訴訟動向の分析などに広く活用されています。
データセットには、次のような構造化されたデータ項目が含まれています。
国・裁判所
事件の当事者
裁判官・弁護士
訴訟結果・損害賠償
関連する特許番号・特許ファミリー
特許保有者・製品情報
自動収集と人手による確認を組み合わせ、世界各地の情報源から毎日データを収集しています。英語以外の言語で作成された訴訟文書は翻訳され、画像形式の文書にはOCR処理を行い、関連するデータ項目を抽出します。
これにより、世界の特許訴訟情報を自社のシステム、分析プラットフォーム、意思決定ワークフローに直接組み込めます。主な利用者には、特許分野の弁護士・弁理士、企業内法務チーム、法律事務所、企業のデータ・分析チームが含まれます。活用事例と主な利用者の詳細については、 LexisNexis® Global Patent Litigation Datasetの活用事例 の記事をご覧ください。
他のLexisNexis製品の訴訟データとの違い
Global Patent Litigation Dataset(GPLD)は、自社のシステム、分析プラットフォーム、データパイプラインへの直接的な組み込みを想定した、構造化された訴訟データを提供します。
一部のLexisNexisプラットフォームでは、ユーザーインターフェース上で訴訟情報を確認することもできます。これらの製品は主に画面上での調査・分析を目的としている一方、GPLDは、自社の分析環境を構築したい組織に、その基盤となるデータを提供します。
GPLDは、LexisNexis PatentAdvisor® APIなど、LexisNexisの他の訴訟データ製品と併用することもできます。
GPLDが世界の特許訴訟データを対象とする一方、PatentAdvisor APIは、審査官の審査傾向やオフィスアクションの分析など、米国の特許出願・審査手続に関する情報を提供します。これらのデータセットを組み合わせることで、特許のライフサイクル全体にわたり、訴訟リスクと権利化戦略の両方を分析できます。
例えば、次のように活用できます。
GPLDを利用すると、訴訟動向の把握、訴訟リスクの評価、法域を横断した権利行使の動向の追跡ができます。
PatentAdvisor APIを利用すると、審査官の審査傾向を分析し、特許出願・審査手続の結果を予測できます。
これらのデータセットを組み合わせることで、知的財産に関するリスク、戦略、意思決定を、より包括的な視点で捉えることができます。
データの提供方法
Global Patent Litigation Datasetは、最新の分析・データ環境への組み込みを想定して設計されています。
Databricksデータプラットフォーム
GPLDには、 Databricks Marketplaceを通じてアクセスでき、既存の分析ワークフロー内で訴訟データに対してクエリを実行し、分析できます。
Delta Sharing
データセットには、 Delta Sharingを通じてアクセスすることもできます。Delta Sharingは、Databricks環境を必要とせず、異なる分析プラットフォーム間でデータを安全に共有できるオープンプロトコルです。
この方法により、訴訟データを任意の分析ツールや自社のデータパイプラインに組み込めます。
詳細については、 Global Patent Litigation Dataset:データの提供方法をご覧ください。
まとめ
LexisNexis® Global Patent Litigation Dataset(GPLD)は、世界各地の裁判所や知的財産当局から収集した特許訴訟データを、構造化された形式で提供します。
GPLDは、自社の分析プラットフォームやデータパイプラインに直接組み込める訴訟情報を提供することで、訴訟リスクの評価、競合他社の活動の監視、知的財産に関する戦略的な意思決定を支援します。
GPLDは、大規模な訴訟情報の活用と自社の分析環境への統合を必要とする組織に適したソリューションです。
ご不明な点がございましたら、 こちらからお問い合わせいただき、データに関する課題やご希望のサポート内容をお知らせください。
関連記事
LexisNexis® Global Patent Litigation Datasetの活用事例
Global Patent Litigation Dataset:データの提供方法と連携