SPIFエクスポート・レポートとは?その活用メリット
SPIFエクスポート・レポートとは
SPIF(standardised patent identification)は、特許資産を一意に識別するための非営利・オープンスタンダードであり、人が読みやすい形式を提供するソリューションです。
IAM、Richardson Oliver Insights、Unified Patents、RPX、そしてCipher(現:Classification)によって設立されたSPIFは、特許を 一意に識別する課題を解決することで、特許取引やポートフォリオ管理のコストを削減することを目的としています。 たとえば、売り手から買い手への特許リストの特定や移転は煩雑になりがちですが、SPIFを利用することで、買い手はワンクリックで売り手のリストと照合できるようになります。
SPIFは無料で提供されるオープンスタンダードであり、既存フォーマットを基盤としており、既存のソリューションとも互換性があります。
SPIFの目的
M&A、ライセンス、権利移転、特許分析などは、いずれも 多数の特許情報を共有・参照する作業を伴います。SPIFはこの非効率を大幅に改善し、プロセスの簡略化と迅速化を図ることで、時間とコストの両方を削減することを目指しています。 SPIFの理念と目的の詳細については、 公式サイトをご覧ください。
仕組みとSPIFフォーマット
SPIFは、 既存データの構造を再整理したシンプルな仕組みです。これにより、SPIFに準拠した特許リストは ドケット管理システム間で容易に交換できます。 出願および公開(実用新案を含む)の両方にSPIF識別子を付与でき、特許庁が割り当てた特許番号や国コードなどの情報を活用することで、できる限りシンプルな構成になっています。
ClassificationでSPIFエクスポート・レポートを作成する方法
1. SPIFエクスポート・レポートは すべてのClassificationレポートからダウンロードできます。レポート・オプションに移動し、SPIFを選択します(下図参照)。
2. 次に、エクスポートに含める項目を選択する画面が表示されます。
3. 希望するオプションを選択すると、Excelレポートの作成が開始され、次のような出力が得られます。
SPIFエクスポート・レポートの読み方
上記「1」の列には、SPIF出願番号、SPIF公開番号、SPIF出願日が表示されます。
「2」の列には、組織名、技術、処理コメントが表示されます。
上記例のように、緑色で表示された行はSPIFに準拠(compliant)していることを示します。
一方、黄色で表示された行はSPIFに非準拠(non-compliant)であり、エクスポート対象外です。 非準拠の理由はコメント列に記載されますが、主な原因としては 2000年以前に出願された特許は変換できないことや、 国・特許庁が指定されていない特許が除外されることなどがあります。