特許ファミリーとステータスを理解するための重要な情報
特許ファミリーとは?
特許ファミリーとは、同一の発明を複数の国・特許庁で保護するための出願群を指します。すべてのファミリーには、その発明が保護される基準日(「優先権主張日」)が共通しています。各ファミリーは、複数の国・特許庁における出願および登録(特許権付与)から構成されています。
Classificationでは、DOCDB EPO の 定義 に基づいて特許ファミリーを適用しています。
特許ファミリーは複数の国・地域にまたがる複数の特許権で構成されるため、ファミリー全体のステータスは次のように定義されます。
- ファミリーに主要地域(米国、EPO、ドイツ、英国、日本、韓国)のメンバーが含まれている場合、これら主要地域のいずれかで最初の特許が登録された時点で「登録済み(Granted)」とみなされます。
- 主要地域のメンバーが含まれていない場合は、その他の国・特許庁のうち最初に特許が登録された時点で「登録済み」とみなされます。
例:
- ファミリーに英国(UK)と台湾(TW)のメンバーが含まれる場合、英国が主要地域の一部であるため、英国特許が登録された時点で「登録済み」とみなされます。
- ファミリーが主要地域に含まれないメンバー(例:台湾(TW)、ブラジル(BR)、中国(CN))のみで構成されている場合、最初に登録された特許の時点で「登録済み」とみなされます。
- ファミリーに英国(UK)と台湾(TW)が含まれ、英国の維持年金(更新料)が未納で失効しているが、台湾では支払いが継続している場合、ファミリー全体としてはClassification上で「失効(Expired)」と表示されます。ただし、台湾の権利自体は有効のままです。
- 特許ファミリーが一度登録された後に取り消された場合、そのステータスは「失効(Expired)」とみなされます。
DOCDB定義の特許ファミリーに含まれない/タグ付けされない特許はありますか?
現時点では、インド、ロシア、アルゼンチンの特許メンバーはDOCDB EPO特許ファミリーに含まれていません。このため、これらはデフォルトではClassificationレポート上に表示されませんが、希望に応じて簡単にレポートに含めることができます。
レポートに含めるには、「Territory(国・特許庁)」フィルターを開き、右上の三点アイコンをクリックして「Include ungrouped families(グループ化されていないファミリーを含める)」を選択します。
また、すべてのレポートでデフォルト設定として「グループ化されていないファミリーを含める」ように変更することも可能です。Classificationダッシュボード右上の三点アイコンをクリックし、「Settings(設定)」を開きます。表示されるポップアップウィンドウで「Ungrouped families are:(グループ化されていないファミリーの扱い)」の項目を「included(含める)」に変更してください。
Classificationにおける特許ファミリー・ステータスの定義
- Pending(出願係属中) – 特許ファミリーは現在審査中で、まだ特許として権利化されていない状態(出願段階のまま)
- Granted(登録済み) – 特許ファミリーはすでに特許として登録されており、存続中の状態(年金料が支払われている状態)
- Rejected(拒絶) – 特許庁により拒絶された出願、もしくは異議申立てにより成立しなかった特許ファミリー。または、優先権主張日から20年以上経過しており、登録が不可能な特許ファミリー
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Expired(失効) – 一度登録されたものの、有効期間(通常20年)を満了したか、特許維持年金の未納により失効した特許ファミリー
Active(有効) – 「Pending(出願中)」または「Granted(登録済み)」のいずれかに該当する特許ファミリー - Inactive(活動停止) – 未登録、かつ、過去5年以上にわたり、いずれのメンバーにも動きがない特許ファミリー
- Other(その他) – 例として、翻訳文は提出されているが実際の出願がまだ行われていない場合、または種別コード(Kind code)が認識されない場合など