タグ付け機能の概要
検索結果のタグ付け
タグ付けツール(Tagging Tool)
タグ付けツールの利用方法
タグ付けツールへのタグの追加
タグ付けツールへの割当て方法
複数の特許ファミリーに一括でタグを付与する方法
タグへのデータのインポート(Import Data to Tag)
文献番号のインポート方法
保存済みのタグの管理方法
インポートの結果の編集
活用事例 (サンプルデータ付き)
タグの管理及び共有方法
タグへのアクセス方法
タグの共有方法
タグの使用方法
タグ付けされた特許ファミリーの検索
グルーピング項目の設定
タグ付け機能の概要
タグ付け機能は、任意の特許ファミリーにタグ(荷札)をつけて1つにまとめる機能です。
例えば、事業部別・社内技術カテゴリー別、グループ会社や子会社保有など、PatentSightの検索項目のみでは定義が困難な特許ファミリーや、製品名、社内管理番号、プロジェクト名などの別データを追加した特許ファミリーを、検索項目・タグ付けツールの使用、または公報番号のインポートによって特許ファミリーにタグを付与し、ひとまとめにすることができます。
タグ付け機能は階層を持つこともでき、目的に応じて自由度の高い分析を行うことができます。
特許ファミリーにタグを付与する方法は4種類あります。
- 検索結果のタグ付け
- タグ付けツール(Tagging Tool)
特許ファミリーの結果リスト(Result List)を参照しながら、複数のタグを一括作成・編集できます。
- タグへのデータのインポート(Import Data to Tag)
別データを含む(任意)文献番号リストをPatentSightにインポートし、PatentSight内の特許ファミリーと紐づけます。インポートの結果は確認・編集することができます。
- 検索結果のクイックインポート(Quick Import Search Results)
文献番号リストを貼り付けるというシンプルな作業で、PatentSight内の特許ファミリーとの紐づけ作業を行い、特許ファミリーにタグを付与します。タグは、自動的にフォルダ「クイックインポート」に保存され、検索パネルに追加されます。
なお、この機能では、インポートの結果を確認・編集することはできません。
検索結果のタグ付け
検索式から得られた結果の特許ファミリーにタグを付与・除外して、保存することができます。保存したタグを検索する、チャートやテーブルに表示するなどして、分析にご利用ください。
検索結果の左側にある荷札アイコンをクリックします。
新しくタグを作成する場合
- 「タグの新規作成」をクリックすると、タグの作成画面が出てきます。
- タグはフォルダー別に保存することができ、ここからフォルダーの作成・編集・削除を行うことができます。
- タグ名を入力します(必須項目)。
- タグの説明を入力できます(任意項目)。
- 共有設定をすると、タグを他のユーザーと共有できます。タグの共有設定については、「タグの共有方法」をご参照ください。
既存タグへ追加又は既存タグから削除する場合
- 既存タグを選択します。
- 「選択したタグを付与する +」:検索結果を既存タグに追加します。
「選択したタグを外す -」:検索結果を既存タグから削除します。
【留意点】
- タグ付けされた特許ファミリーは固定されます。
- 「検索条件に一致する失効特許ファミリーを含める」トグルがデフォルトで有効になっています。
生存特許ファミリーのみにタグを付与する場合、「検索条件に一致する失効特許ファミリーを含める」のチェックマークを外してください。
タグ付けツール(Tagging Tool)
タグ付けツールの利用方法
1. 分析テンプレートから「結果リスト(Result List)」を選択します。
- 検索項目を設定します。
- 分析テンプレートから 「結果リスト」を選択します。
2. 結果リスト下部にある「タグ付けを開始する(Start Tagging)」をクリックします。
タグ付けツールへのタグの追加
3. 「追加する(Add)」をクリックします。
4. タグ付けツールへ追加するタグを選択します。
- 既存タグを選択するほか、「タグの新規作成(Create New Tag)」からタグを作成することもできます。
- 既存タグにチェックマークを入れて、追加します。
- タグ付けツールに表示される別名(Alias)を設定できます。
タグ付けツールへは、最大10個のタグを追加することができます。
選択したタグはタグ付けツールに追加されます。
各タグには対応する番号が割り当てられ、結果リストの各特許ファミリーの左側にも表示されます。
歯車アイコン()をクリックすると、タグ付ツールの設定メニューの表示・非表示が切り替わります。
タグ付けツールの設定メニューを表示すると、タグの加除・編集などをすることができます。
- 「追加する」:タグをタグ付けツールに加えます。
- 「削除する」:タグをタグ付けツールから除外します。
- 「全てを空にする」:全てのタグをタグ付けツールから除外します。
- 「別名を編集する」:タグの別名を変更します。
タグに割り当てられた番号は、ドラッグ&ドロップで変更することができます。
例えば、タグ④(レビュー予定)をタグ①(ライセンス候補)に移動させると、タグ①とタグ④は入れ替わります。
タグ付けツールへの割当て方法
結果リストの各特許ファミリーの左側にある番号をクリックします。割当てを解除する場合、クリックした番号をもう一度クリックします。
例えば、「レビュー予定」のタグに対応する番号(④)をクリックすると、選択した特許ファミリーにタグ④を付与します。④をもう1回クリックすると、その特許ファミリーはタグから削除されます。
タグ付けツールを操作することによりタグの内容は適宜更新されるため、保存作業を行う必要はありません。
複数の特許ファミリーに一括でタグを付与する方法
複数の特許ファミリーにタグを付与する場合、キーボードを使用します。
- キーボードの方向キー(「↑」、「↓」)を使用すると、別の特許ファミリーの結果リストに移動できます。
- キーボードの数値キーを使用してタグに対応した番号を入力すると、特許ファミリーにタグを付与します。同じ番号をもう一度入力すると、その特許ファミリーはタグから削除されます。
1. 複数の特許ファミリーを選択するため、「選択する(Select)」のトグルを有効にします。
2. 任意の特許ファミリーにチェックマークを入れ、キーボードで任意のタグの番号を入力し、タグを付与します。
タグへのデータのインポート(Import Data to Tag)
お手持ちの文献情報をPatentSightにインポートすることで、PatentSight内のデータとの紐づけを行います。
また、文献番号をインポートする際に、製品名、社内管理番号、プロジェクト名などの別データを併せてPatentSight内の特許ファミリーに紐づけることができます 。別データを含めたインポートについては、活用事例をご参照ください。
文献番号のインポート方法
1. 文献番号を貼り付けます。
- インポートする公報番号リストをコピーします(キーボード:Ctrl+C)。
- インポートのドロップダウンメニューから「タグのデータへのインポート」を選択します。
- コピーした公報番号を貼り付けます(キーボード:Ctrl+V)。
【留意点】
文献番号の形式は、PatentSight内のデータとの不一致を防ぐ観点から、出願番号のみまたは公報番号のみのリストのインポートを推奨しています。
PatentSightでのインポート可能な番号形式を含む詳細情報については、ナレッジ・ベース「インポート可能な番号形式について」をご参照ください。
2. インポートの結果を確認します。
- 貼り付けた文献番号はPatentSightに表示されます。「続ける」をクリックします。
- インポートの結果、文献番号とPatentSightに収録されている特許ファミリーが全て一致しました。「進む」をクリックして、タグの保存フォルダを選択します。
3. タグを保存します。
- タグを新規作成する場合は、「タグの新規作成」をクリックします。既存タグに特許ファミリーを追加する場合は、作成済みのタグを選択してください。
- フォルダを作成・編集することができます。
- タグを保存するフォルダを選択します。
- タグ名を入力します(必須項目)。説明を追加することができます(任意項目)。
保存済みのタグの管理方法
- ワークブックのドロップダウンメニュー「管理」をクリックします。
- 「オブジェクトの表示」を設定すると、必要な項目のみに限定して表示することができます。
インポートの結果の編集
インポートの結果は、編集することができます。
- インポートした文献番号は、「インポートの結果」の段階で確認・編集することができます。
- 「編集する」をクリックすると、文献番号を確認・編集できます。
インポート結果の編集画面に移ると、例えば、PatentSight内の特許ファミリーと一致しなかった文献番号は、赤色でハイライトされます。
- 「一致」、「複数一致」、「一致なし」のチェックマークを選択して、必要な項目のみに限定して表示することができます。
- インポートの結果をダウンロード・コピーします。
- 特許ファミリーの列にある鉛筆アイコン(Diagram_Edit)をクリックすると、編集することができます。
編集が完了し、PatentSight内の特許ファミリーに一致すると、緑色でハイライトされます。
修正の結果、全ての文献番号がPatentSight内の特許ファミリーと一致したので、タグに名前を付けて保存します。
活用事例(サンプルデータ付き)
「タグへのデータのインポート(Import Data to Tag)」を活用して、文献番号をインポートする際に、製品名、社内管理番号、プロジェクト名などの別データを併せてPatentSight内の特許ファミリーに紐づけることができます 。
【事例】事業課A、事業課Bで構成される事業部1の分析。事業部1には100件の特許ファミリーがあり、事業課A, Bでそれぞれ50件ずつ担当しているとします。
【事前準備】PatentSightにタグとフォルダをインポートするためのファイルを用意します。
サンプル:インポート用データファイル
- インポートする文献番号(公開番号)。
- タグの保存フォルダ「事業部」と、フォルダ「事業部」内に作成されるタグ「事業部 1」の情報。サンプルでは、「事業部」はフォルダ名として、「事業部 1」は事業部のフォルダ内に作成されるタグのタグ名として、それぞれ認識されます。
- フォルダ「事業部」内に作成されるサブフォルダ「事業課」と、サブフォルダ「事業課」内に作成されるタグ「事業課 A」「事業課 B」の割当て情報。サンプルでは、フォルダ「事業部」内にサブフォルダ「事業課」が作成されます。「事業課A」と「事業課B」は、サブフォルダ「事業課」内に作成されるタグのタグ名として認識されます。
ハッシュタグ「#」:タグ名の接頭辞。タグとその保存フォルダであることの指定。
バックスラッシュ「\」(または円記号「¥」):フォルダとサブフォルダの間の区切り指定。
1. 文献番号を貼り付けます。
- 事前準備で作成したファイルのデータをコピーします(キーボード:Ctrl+C)。
- インポートのドロップダウンメニューから「タグのデータへのインポート」を選択します。
- コピーしたデータを貼り付けます(キーボード:Ctrl+V)。
- 貼り付けたデータはPatentSightに表示されます。「続ける」をクリックします。
- インポートの結果、 文献番号とPatentSightに収録されている特許ファミリーが全て一致しました。「進む」をクリックして、タグの保存フォルダを選択します。
【留意点】
インポートの結果は、「編集する」から確認・編集することができます。
操作方法の詳細は、「インポートの結果の編集」をご参照ください。
併せて、ナレッジ・ベース「インポート可能な番号形式について」もご参照ください。
タグの管理及び共有方法
タグへのアクセス方法
「オブジェクトの管理」から、タグの詳細を確認することができます。
- ワークブックのドロップダウンメニュー「管理」をクリックして、「オブジェクトの管理」にアクセスします。
- インポートの結果、フォルダ「事業部」が作成され、事業部1に関係する特許ファミリーに付与されたタグ「事業部1」がフォルダ「事業部」内に保存されています。
フォルダ「事業部」内にサブフォルダ「事業課」が作成され、タグ「事業課 A」とタグ「事業課 B」がサブフォルダ「事業課」内に保存されています。
個別のタグに関する操作方法
- チェックマークを入れて任意のタグを選択します。
- 任意のタグが選択されると、以下の操作を行うことができます。
タグの共有方法
作成したタグは同一アカウント内の他のユーザーに共有することができます。
タグを含む共有設定に関する詳細情報は、「ワークブックやタグの共有方法」をご参照ください。
- ワークブックのドロップダウンメニュー「管理」をクリックして、「オブジェクトの管理」にアクセスします。
- 作成者の右側にある鉛筆アイコン()をクリックします。
- 「共有設定」をクリックします。
- チェックマークを入れて、タグを共有するユーザーに権限を付与します。
読み取り(Read):
共有されたデータ(タグ)を閲覧・使用することができます。ご自身のデータ(タグ)として「名前を付けて保存」をすると、編集することもできます。
変更/書き込み(Modify/Write):
読み取り権限が自動的に付与され、共有されたデータ(タグ)の閲覧・使用に加え、編集を行うことができます。
アドミン(Admin):
読み取り・変更/書き込み権限が自動的に付与され、共有されたデータ(タグ)の閲覧・使用・編集に加え、選択したユーザーへの共有やデータ(タグ)の削除を行うことができます。
タグが保存されたフォルダを共有することもできます。
フォルダを共有すると、フォルダに含まれているタグ、ワークブック、サブフォルダを含む全てのデータが共有されます。
【参考情報】
タグを含むワークブックを他のユーザーに共有する際、タグのデータも併せて共有されます。
ワークブックを共有した他のユーザーへワークブックのURLを送付することで、そのユーザーはスムーズにワークブックにアクセスすることができます。
タグの使用方法
タグ付けされた特許ファミリーの検索
- 検索パネル上部のタグアイコンを選択します。
- 「タグの選択」から検索するタグを選択します。
- 検索するタグにチェックマークを入れて、「閉じる」ボタンをクリックします。
タグ「事業部1」を付与された特許ファミリー100件(生存)が検索されました。
分析テンプレートを選択して、タグが付与された特許ファミリーを分析することができます。
グルーピング項目の設定
- 分析を行うタグを検索パネルに設定します。
- 分析テンプレート(例:質と量の対比)を選択します。
チャートの多くは、デフォルトのグルーピング項目がオーナーに設定されています。
Enterpriseテンプレート「グルーピング」の「タグ」に分類されているチャート・テーブルを選択するほか、チャート・テーブルの設定を編集することで、タグをグルーピング項目に設定することができます。
例えば、チャート「質と量の対比(Quality vs. Quantity)」のバブルを「タグ」に設定します。
ドロップダウンメニューでグルーピング項目にタグが表示されない場合は、ドロップダウンメニュー下部にある「もっと見る」からタグを選択することができます。
- ドロップダウンメニューの「もっと見る」をクリックします。
- 検索ボックスに「タグ」と入力して、検索します。
- 「タグ」を選択します。
* 星アイコンをクリックすると「お気に入り」に追加され、ドロップダウンメニューに表示されるようになります。
チャート・テーブルのグルーピング項目にタグを設定すると、タグのデータごとに分析を行うことができます。