特許維持年金(Annuity Fees)機能とは
特許維持年金(Annuity Fees)機能を利用することで、特許ポートフォリオの特許維持年金データを得ることができます。
現在、40ヶ国の特許維持金データを25の通貨単位で表示することができます。
自社や競合他社のポートフォリオ・技術分類別の投資コスト確認などにご利用ください。
グルーピング項目(Attribute)
- 特許維持年金支払い国(Remaining Annuity Fee Payment In)
残存期間中に登録特許ファミリー(生存)を維持する為に年金を支払う必要がある国。 - 特許維持年金支払い年(Remaining Annuity Fee Payment Year)
残存期間中に登録特許ファミリー(生存)を維持する為に年金を支払う必要がある年。
指標項目(Measure)
- 未払い特許維持年金額(Remaining Annuity Fees)
登録特許ファミリー(生存)を残存期間中に維持する為に支払う必要がある特許維持年金額。 - 選択した年の特許維持年金額(Remaining Annuity Fees in Year Selected)
登録特許ファミリー(生存)を残存期間中に維持する為に、選択した年に支払う必要がある特許維持年金額。 - オーナーの未払い特許維持年金額の合計に占める割合
(Share in Total Remaining Annuity Fees of Owner)
ポートフォリオ全体の登録特許ファミリー(生存)を残存期間中に維持する為に、オーナーが支払わなければならない特許維持年金額の合計の割合。
【留意点】
- 将来に渡って支払う必要がある特許維持年金の金額が表示されます。過去に支払った特許維持年金額は算出対象外です。
- 特許維持年金の改訂、サービス料(弁理士や翻訳費用)などの因子は考慮されていません。
- 各国の特許維持年金の制度に基づき算出されています。例えば、日本特許は請求項の数を考慮し、EP出願は出願3年目から発生する維持年金データが考慮されています。係属中のPCT出願の未払い特許維持年金額は算出されません。
- 未払い特許維持年金額は、最長存続期間を想定して算出されます。
特許維持年金(Annuity Fees)の使い方について
通貨の設定方法
1. アカウントの設定(Account Settings)をクリックします。
2. 環境設定(Regional Settings)の通貨(Currency)を設定します。
3. 表示する通貨単位を選択し、「適用(Apply)」をクリックします。
活用場面―特許維持年金では、様々なテンプレートを用意しています。
特許維持年金(Annuity Fees)の分析事例
特許維持年金額の変化
1. 存続期間満了までの全ての期間の年金額が表示されます。
2. 「特許維持年金払い年」毎に、特許ファミリー件数および支払う必要がある特許維持年金額を確認することが出来ます。
特許維持年金額の国別表示
1. 特許維持年金を支払う必要のある国毎に、支払う必要のある年金額を確認することができます。
2. 指標項目「選択した年の特許維持年金額」を設定して、選択した年に支払う必要がある特許維持年金額を確認することができます。
技術分類別の特許維持年金額の比較
「オーナーの未払い特許維持年金額の合計に占める割合」をCPC別に可視化することで、オーナーが重要視している技術分野を特許維持年金の観点から確認することができます。
Tesla社は、全体の特許維持年金のうち、CPC H01Lに属する特許ファミリーに13%程度の支払いを占めています。